皆さんは何を基準にしてエアコンを設定していますか。
ほとんどの人が、体感で過ごしやすい温度になるような認識で設定していると思いますので、今回はその指標となる基準温度、そして湿度も考慮して設定する大切さについてご説明します。
ぜひ参考にしてみてください。
□快適に過ごすのに適した湿度と気温とは?
一般的に人が快適と感じる気温は夏場だと25度から28度、冬場だと気温18度から22度です。
オフィスにおいては、気温は17度から28度、湿度は40パーセントから70パーセントが快適に仕事を遂行するのに適していると、労働安全衛生法が衛生基準として示しています。
この衛星基準を参考に冷暖房を設定することを推奨されています。
□湿度が高いときと低いときの影響とは?
労働安全衛生法の「事務所衛生基準規則」では、会社はできるだけ湿度を40パーセントから70パーセントの間に調節する、という義務が課されています。
そのため、出勤していれば配慮の行き届いた湿度の中で仕事を遂行できますが、リモートワークが増えてきている今は、中々難しいですよね。
自宅となると、光熱費を削減するためや、自分ひとりなら多少不快感があっても我慢してしまうので、湿度が不適切な中で仕事している方もいらっしゃいます。
湿度が高い夏は、止まらない汗によるストレスの中で仕事をしなければなりません。
また、湿度の低い冬はドライアイになりやすいので、パソコン作業が苦になりますし、肩こり、頭痛等の体の不調の原因も引き起こします。
このように、湿度が適切に保たれていないと集中力や効率が下がり、仕事のパフォーマンスも下がってしまうのです。
不適切な湿度による影響は仕事のパフォーマンスの低下だけではありません。
夏の湿度を高いまま放っておくとカビの繁殖に繋がる危険性が高まりますし、冬の湿度を低いまま放っておくと喉の乾燥によって免疫力の低下し、感染症や風邪にかかりやすくなります。
このように湿度は過ごしやすさだけではなく健康にも大きく影響しているので、ひとりだからといって湿度の調節は怠らないようにしましょう。
□まとめ
以上、快適に過ごすための温度と湿度、そして湿度が仕事のパフォーマンスや健康にもたらす影響についてご紹介しました。
気温にのみ注意していても、体感の快適さはある程度得られますが、まだ不十分です。
湿度にも注目してエアコン等を用いて調節するようにしましょう。
この記事が参考になりましたら幸いです。
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