コンクリートの住宅にお住いの方必見!湿度対策をご紹介

コンクリート打ちっぱなしの家に対して、おしゃれなイメージを持っている方も多いのではないでしょうか。
実際にデザイナーズマンションで採用されていることも多いですよね。
今回は、コンクリート打ちっぱなしの住宅を検討されている方、実際に現在お住まいの方向けにコンクリートの住宅で心配されがちな湿度の対策方法を紹介します。

□湿気対策は?

まずは、なぜ打ちっぱなし壁の部屋は湿気が多くなってしまうのかをお伝えします。
理由は以下の2つです。
 
1つ目は、コンクリートを製造する際に水が使用されていることです。
この一部は混ぜ合わせたセメントを固めるためのものですが、余った不用な水が内部に残ることになり、乾燥するまで2~3年かかるのが一般的です。
 
2つ目は、コンクリートは表面から水分を吸収しやすいことです。
打ちっぱなしの場合は雨水なども吸収することに加え、冬場は暖房の使用による結露ができやすくなります。
 
このように、コンクリートの内部や表面の湿度が高いために室内までも湿気が多くなってしまうのです。
 
これらの対策は、もうすでに住んでいる場合とこれから建てる場合でアプローチが異なります。
 
すでに住んでいる場合は、内断熱工法をおすすめします。
これは室内側のコンクリートと内装材の間に断熱材を詰めて断熱する工法ですが、一般的なため施工ミスが少なくコストが比較的安いことがメリットです。
 
一方これから建てる場合は、外断熱工法にしましょう。
この工法はコンクリートの外側に断熱材を設置するもので、コンクリート自体も気温変化の影響を受けにくくなるというメリットがあります。
外断熱工法には種類がたくさんあるので、ご自身の条件に合ったものを選んでくださいね。

□コンクリートの家で快適に暮らすには?

 続いては、コンクリートの家で快適に暮らすために注意したい点を4つ紹介します。
 
1つ目は、外断熱工法を採用することです。
先述したように、やはりコンクリート自体に対する温度変化や風雨の影響を減少させられるため、外断熱工法でコンクリート打ちっぱなし壁のデメリットをカバーすることが理想です。
 
2つ目は、結露やカビの対策をしっかり行うことです。
コンクリートには湿気を含みやすいという特徴があるため、こまめに換気や除湿を行うといった対策が必要になります。
 
3つ目は、汚れに注意することです。
コンクリートの壁は汚れが付きやすく、壁紙の張り替えもできません。
そのため、光触媒フッ素コーティングという特殊な塗料によるメンテナンスを定期的に行いましょう。
 
4つ目は、解体費が高いことです。
建てるときには考えない方も多いと思いますが、建物を解体するにも費用がかかります。
コンクリートの家を解体する際には大型重機を使用するため、コストがかかる点は知っておいたほうが良いでしょう。

□まとめ

今回は、コンクリートの家の湿気対策についてお伝えしました。
コンクリートの家に住み続けるためには、丁寧なメンテナンスが必要になります。
建てる前にできる工夫を採用して、楽にメンテナンスができると良いですよね。
この記事で紹介した湿気対策やコンクリートの家の注意点を意識して、快適な家づくりを行ってくださいね。

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