外皮計算とは「外皮平均熱貫流率(UA値)」を算出する計算のことです。
目的は?外皮計算をした省エネ住宅はエネルギーの消費量が少なく済みますが、これはもちろん地球温暖化防止に役立つことになります。
外皮計算の計算方法は?
建物の各部位(外壁・窓・天井・床)から逃げる熱損失を合計し、外皮面積で割って求めます。 (外皮とは、熱的境界になる外壁・床・天井・屋根・窓・ドアなどを指します。 熱損失係数(Q値)との主な違いは、Q値は各部位の熱損失量を合計し、それを床面積で除して求めていましたが、UA値は熱損失量を外皮面積で除して求めています。
外皮計算をすることでその住宅が持つ「断熱性能」がわかり「省エネ性能」がわかります。
「省エネ性能」はその住宅で生活するにあたってどのくらいのエネルギーを使うかの度合いです。
生活で消費するエネルギーは、暖房・冷房・換気・給湯・照明・家電・調理などです。
このうち特に大きな割合を占める暖房と冷房は家の断熱性能の良し悪しでエネルギーの消費量が変わります。
断熱性能を高めると当然暖房・冷房のエネルギー消費量は減ります。そのため、より断熱性能の高い住宅を作ることは、生活に関わるエネルギーの消費量(=光熱費)を減らすことにつながるという訳です。