今日、M&Aの会社から電話があった。
「ある企業から、いとう建設さんをご指名ですので・・・」
そう言えば1年ほど?前より月1~2回、M&Aの会社から封書が届いている。初めの1~2回は開封したが、その後は興味がないので開封しないでゴミ箱行きにしている。
M&Aとは?皆さんもご存じだと思いますが
企業合併 & 企業買収(ばいしゅう)の事です。
昨今、銀行でも家電メーカーでも、いろいろ業種でM&Aが盛んですが田舎の工務店まで来たか?と言う感じがします。群馬の住宅会社でもM&Aを実行した会社を知っています。
魅力がある会社だが売り上げが落ちている。赤字だ!
将来有望だがうまくいっていな!
後継者がいない!
などなど標的になるのだろうと思う。
いろいろな悩みを抱えている会社が多いのでM&Aも盛んにおこなわれているらしい。
電話をくれた会社は、大手のM&A会社です。電話を替わると
「★伊藤社長さんですか?」
「☆そうです」
「★M&Aを行っている・・・・株式会社ですが、いとう建設工業㈱さんにM&Aのご指名がありましたので・・・・」
と話を始める。
「☆どんな会社から指名が有ったの?」
「★年商30億円の住宅とリフォームと不動産をやっている会社です」
「☆年商30億円!小さいね!これからM&Aを行って大きくなろうと思っている会社ですかね?」
いろいろ聞いているうちに、だんだん腹が立ってきた。だって、いとう建設はM&Aをしたい、とか?興味がある、とか一切言っていないのに、次々話してくる。
プチッ!切れた!
「☆お姉ちゃんさ、まず始めに言う事があるだろう?」
「★・・・・?」無言!
「☆まずは、いとう建設さんは、M&Aにご興味がありますか?だろう。おたくにM&Aなんか頼んでないだろう!興味があるかくらい聞かなければ失礼だろうが!そのうえでの話だろうが」
「★・・・、申し訳ありません!」
「☆興味がない人に何を言ってもダメだろう、まずはM&Aとおたくの会社の説明、興味があるかどうか?だろう」
「★・・・、申し訳ありません!」
「☆もう電話をかけてくるなよ!」
「★申し」
相手が話している間もなく電話を切った。
「買収」と言う言葉が、どうも気に入らなかった。
電話を切った後、ひとつだけ?後悔している、それは、いとう建設の「企業価値」がどのくらいのものなのかを聞く必要があったからだ。また「買収」なら、いくらの価値がある会社なのか、聞けばよかったと後悔した。
近い将来、「企業価値」があるだろう?と思われる地域の住宅会社や工務店もM&Aになるのだろうと思う。
頭にきて電話を切った!行為は大人げなかったのか?真剣に工務店も近い将来の事をいろいろ考えなければならない時代なのかもしれない。