冬暖かく、夏に涼しい住宅って矛盾しているようで、一見難しく聞こえませんか。
もし可能なら夏と冬の嫌な部分を克服できるので画期的ですよね。
しかし、ある方法を取り入れるとその両立が可能になります。
今回は、夏は涼しく、冬は暖かい家をつくる為に取り入れたい要素を紹介します。
□夏は涼しく冬は暖かい家をつくる際のポイントとは?
そのポイントは4つあります。
1つ目は構造部分の材質に鉄骨ではなく、木造を選ぶことです。
鉄は木よりも350倍も熱を伝えやすいからです。
これは皆さんもなんとなくイメージがあるのではないでしょうか。
このような理由で、鉄は外気温を家の中へ伝えやすくなります。
2つ目は家に入ってくる太陽の光を管理することです。
夏は太陽の光を遮って部屋が温まらないようにし、冬は太陽の熱を取り入れて部屋を暖めます。
そのためにできることは、すだれを設置する、南側の窓にひさしを付けること、東と西方向には窓を設けすぎない、太陽光をカットする加工が施された窓ガラスを採用するといった方法があります。
3つ目は窓を大きくしすぎないことです。
窓は室温に最も影響を与えることはご存知でしたか。
窓が大きくなるとそれだけ熱が多く伝わります。
4つ目はエアコンの効率が良くなる間取りにすることです。
これは、エアコンの風の特徴を押さえておくと良いでしょう。
①風は曲がらずに直進することと、②スイングする範囲には限界があることです。
この特徴から、部屋の形をシンプルな長方形にすることと、長方形の長い方向に沿ってエアコンを配置すると良いでしょう。
□夏涼しく冬は暖かいWB工法とは?
紹介した方法の他に、WB工法を取り入れるといった方法があります。
この工法は2つの方法で換気を行っています。
1つ目は熱に反応して形を変える金属(形状記憶合金)を利用して、外気温によって換気の弁を開閉します。
2つ目は伝統的な土壁の特徴で、湿気を通す効果を応用して季節に応じて家が呼吸する仕組みです。
これらの効果により、夏は弁を開けて換気を良くし、床下の涼しい空気を部屋に運びます。冬は弁を閉じて気密性を高めてエアコンの効きを良くできます。
このような2つの仕組みによって、冬暖かく夏に涼しい住宅を両立できるのです。
□まとめ
今回は夏に涼しく、冬暖かい家を作るためのポイントと、その方法としてWB工法を採用することをおすすめしました。
当社はWB工法を取り入れた住宅を作っているので、お気軽に当社へご連絡ください。
また、WB工法について何か知りたいことがあれば他の記事も参考にしてみてください。
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